”七つの海って?”

【第17話 七つの海って?】


 海の話の中で「七つの海」という言葉を聞きますよね。

では、どの海のことを言うと思いますか? 実は、時代によって変わるのです。

それは、その時代に使われた船の形に影響されています。

  中世の時代の船と言えば「帆船」です。この帆船が航行していた海の代表として、南シナ海、ベンガル湾、アラビア海、ペルシア湾、紅海、地中海、大西洋の「七つ」を指していました。

  エンジンで動く現代では、南太平洋、北太平洋、南大西洋、北大西洋、それにインド洋、北極海、南極海を指しています。

  「七つの海」は法律などで決められている訳ではありませんので、普通「七つの海を行く」と言えば「世界中の海を行く」という意味で使われます。

  ちなみに、地球上の海は、太平洋、大西洋、インド洋の3つの「大洋」と、この3つの大きな海の「付属海」とにわけて考えます。

  最も大きい「大洋」は太平洋で、1億6,525万平方キロメートルもあり、大西洋の2倍の広さです。 「付属海」は大陸に深く入りこんだ形の「地中海」と呼ぶものと、島や半島で大洋と区切られているように見える「縁海」とに別けられています。

  ヨーロッパにある地中海や、アラビア半島とアフリカにはさまれた紅海は「地中海」になり、日本海やアラビア海は「縁海」になります。

  サイパン島の東側のフィリピン海と呼ばれている海域は「太平洋」の一部であり、日本海のような「付属海」でもありません。

  なお、太平洋の付属海としては、北から、ベーリング海、オホーツク海、日本海、黄海、東シナ海、南シナ海、セレベス海、ジャワ海、フロレス海、バンタ海、アラフラ海、珊瑚海、タスマン海、それと・・・

こんなもん海・・・・・m(_ _)m

サイパンでダイビング
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